皆さん、こんにちは。Willさんいんの竹谷です。
少し前の話なのですが、「マスカレード・ホテル」が地上波初放送されていました。シリーズ累計362万部突破の東野圭吾の傑作ミステリーを映画化されたものです。

ちょっとした役にも有名な俳優さんたちがたくさん出ていました。
もちろんミステリーとしてもとても面白いのですが、私がじっと見ていたのは、長澤まさみさんの接客や所作、クレーム対応でした。姿勢、お辞儀が美しい。笑顔、口角の上げ方、接遇マナーが素敵だったので、どなたが指導されているか調べてみたところ、日本ホテルスクールという専門学校の講師の方が演技指導をされたとのことでした。
「おもてなし」や「ホスピタリティ」も学べる素晴らしい映画だなぁと思います。
なぜ、そんなにマナーを見ていたのか?それは、次の週に秘書検定準1級面接試験があったからなのです…。
秘書検定試験は準1級から筆記試験と面接があります。試験内容は「あいさつ」(審査員の前で面接番号と名前を言う)「報告」(審査員の前で,秘書が上司に話す言葉で報告をする。※試験直前に報告の課題は50字程度を2分で覚える)「状況対応」(審査員をお客さまだと思って,適切な言葉に直して応対する。課題は2問あり、内容は審査員がパネルで示されます。応対中はパネルを伏せられます。)

ですので、映画の中の接遇マナーやお辞儀の仕方、姿勢などはとても参考になりました。そして試験の結果ですが・・・、合格しておりました!!試験で緊張し、「田中部長は出張で外出いたしておりますが、田中課長でしたらおります。いかがいたしましょうか。」と言ってしまいましたが・・・。(この会社は田中さんが多め。)※正解は山田部長と田中課長

大変参考になった「マスカレード・ホテル」ですが、ひとつ冒頭で気になることがありました。それはベルボーイの方が、お客様に「ご予約のお名前頂戴できますか」と言っていたこと。頂戴するは「もらう」の謙譲語。そもそも名前はもらうことができないので・・・。
「お名前を伺ってもよろしいでしょうか。」「お客様のお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか。」「お名前を教えていただけますか?」などがいいのかもと思いました。ただ、映画の中では全然失礼な感じはしませんでしたし、接客の言葉として定着しているのかもしれませんね。

秘書検定準1級・1級は、筆記試験で身に付けた知識を実際に使えるかどうか面接試験で問われます。弊社には秘書検定1級を持つ講師がおりますので、面接試験対策も行っております!お気軽にお問い合わせください。