ディレクトリ配下の MS Office の一時ファイルを一括削除
カテゴリー: その他
この記事は2016年6月14日に書かれたものです。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
Word や Excel などの Office ファイルを開くと、“~$ファイル名.xlsx” といった “~$” から始まる名前の一時ファイルが作られます。通常はファイルを閉じるとこの一時ファイルは消えるのですが、外部のサーバに保存してあるファイルを開いた場合などに、一時ファイルが残ったままになることがあります。
これは、Office 2010 以降の「保護されたビュー」が標準で有効になっていることが影響しているようですが、これを無効にすると当然セキュリティが甘くなってしまいます。
今回、WebDAV 機能が使えるレンタルサーバを使って複数人でファイルを共有する案件があり、それぞれに WebDAV アカウンントを作成して、Windows エクスプローラーのネットワークの場所に各自の共有フォルダへのアクセスを設定してもらいました。
そして、運用してみると案の定上記の一時ファイルが残ったままになってしまいました。少しなら都度削除してもらうなどしてもらえばよいのですが、同じファイルを開くたびに “~$~$ファイル名.xlsx” のように一時ファイルが増えていき、非常に邪魔な存在になります。
クライアントからも「何か解決法はないですかね?」といった相談を受けていたので、一時ファイルを一括削除するプログラムを PHP で作り、cron を使って定期的に実行するようにしてみました。