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フロントエンドエンジニアのblog

有限会社Willさんいん

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2023年9月の記事(3件)

文字サイズの変更、背景色の変更、読み上げなどの支援機能の提供は非推奨

2016年8月3日の投稿「閲覧支援機能とアクセシビリティ」でも書いたのですが、Webサイト側で、文字サイズの拡大や背景色の変更、画面を読み上げる機能を提供することは、ウェブアクセシビリティとは本来関係のないものです。

弊社の所在地である島根県と島根県内19市町村、計20の自治体の公式サイトを確認したところ、実に18の自治体サイトで文字サイズの変更機能を、背景色の変更機能は16の自治体サイトで、そして読み上げ機能は3つの自治体サイトで提供していました。

もっとも、多くの自治体サイトでは JIS X 8341-3:2016(または 2010)の適合レベル AA 準拠を目標としたウェブアクセシビリティ方針を掲げ、これに則って試験結果を公開していますので、支援機能は付加的なものとして提供しているものと思いますが(決して文字サイズ変更機能の提供をもって「1.4.4 テキストのサイズ変更の達成基準」を“合格”などとするのではなく)、残念ながら2つの自治体サイトでは、文字の拡大機能と背景色変更機能だけをアクセシビリティの取組として掲載していました。

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Gutenberg の不要ブロックを非表示にする方法 … PHP と JavaScript の併用に落ち着く

WordPress のブロックエディタ Gutenberg の不要なブロックを非表示にする方法として以下のような手段がありますが、いろいろ試して PHP と JavaScript の併用して制御する方法に落ち着きました(半分妥協)。

  • 「設定」の「表示ブロック」で制御する
  • プラグイン「Disable Gutenberg Blocks – Block Manager」を使う
  • PHP で制御する(ホワイトリスト形式)
  • JavaScript で制御する(ホワイトリスト形式/ブラックリスト形式)

まず、「設定」の「表示ブロック」で制御する方法は、ユーザー毎に設定しなければならないこと、設定を知っている人なら誰でも変更できるので使おうと思えば使えてしまうことから却下。

プラグインを使う方法は、埋め込み系のブロックを個別に非表示にすることができないのと、多数のサイトを管理している場合に WordPress のアップデートでブロックが追加されるなどしたとき、それぞれのサイトにログインしてプラグインの設定画面を開いてを再設定するのが面倒。(PHP や JavaScript を編集するのも面倒ですが、コピペできるのでプラグインより多少は楽かと。)

PHP で制御する方法も埋め込み系のブロックを個別に非表示にすることができず、唯一、埋め込み系のブロックを個別に非表示にできて、不要なブロックを指定するブラックリスト形式にもできる JavaScript で制御する方法に決定!と思ったのですが…。

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Gutenberg で説明リストを使うためのプラグインを WP-Yomigana から Simple Definition LIst Blocks に変更

WordPress のブロックエディタ Guteberg で説明リスト(dl, dt, dd)を使用するために、以前から WP-Yomigana プラグインを利用していましたが、このプラグインで dt や dd タグを追加するための操作が不可解になってきたので、Simple Definition List Blocks プラグインに入れ替えました。

元々 WP-Yomigana は、ブロックエディタが登場するずっと前から TinyMCE のプラグインとして利用していたもので、本来は ruby タグを挿入するボタンを追加することが目的のプラグインですが、付随機能として注釈(small)、引用(q)、引用元(cite)、そして定義リスト※1(dl, dt, dd)を入力するボタンも追加できるようになっており、この定義リストの機能のみを使っていたのでした。

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